TS-830Sのレストア
VFO STABILIZER (アナログVFO安定化装置)
QRHというQ符号は死語になりつつあります。
現代のリグはヘルツ単位で周波数が安定しております。
TS-830に搭載されているVFOは完全なアナログVFOでレストアを開始するまでは最大1.5KHzのQRHがありました。
安定化策としてVFOの温度特性に着眼し温度補償コンデンサーでの対策を施し最大200Hzほどの周波数変動に収めました。
これで通常使用には問題ないと思いますが・・・・。
2007年9月号のCQ誌の記事にとても興味深い記事があり今回挑戦いたしました。
PICを使用しPLLによりVFOを制御しHz単位での周波数も表示する「夢の回路」です。

予てから実験したいと思っていた「アナログVFO安定化装置」の製作を行いました。 スイッチポンで完全動作とはいかなかったのですが、PICを含めた15個のICの配線がジャノメ基板への配線で未配線一箇所と最高の結果でした。
そして,TS-830Sを接続しVFOの周波数を計測し始めました。 画像の表示は05798998 となっていますがTS-830Sの表示は3.798.9MHz、表示が2桁増え1Hzまで読めます。
VFO周波数補正用のバリキャップ回路に接続し、周波数をコントロールします。
現在はSW-ONからノンドリフト! Hz単位で補正が行われ
うまくロックがかかっております。

この回路は2007年9月号のCQ誌にJA9RS・JA1JDD・JA3WAOの三氏が発表された記事をそのまま製作したものです。中心となるPICは2008年2月まで1,000円で頒布が行わておりました。
素晴らしい発表に感謝!

CQ誌もこのような意欲的な記事が掲載されると購読する気になりますね。

本来ならばTS-830S内部に実装されないと価値のない機器なのですが、私の「技術的興味からの実験」なのでケースも考えずに製作してしまいました。 バラック・セットです、表示の7セグメントLEDも大きすぎで、もう少しケースにいれることを考えて製作すれば良かったと思います。

それにしても、安定化されました、数時間おいてもQRHはありません。
基板上のXOの校正もTVのカラー信号で行いましたが温度特性が
悪いです。ちょっとドライヤーで炙ると数十Hzドリフトします。 12.8MHzのOCXOか最低でもTCXOを捜しいます。

私の電子回路の先生はジャノメ基板にかなり大きなロジック回路を組みます。
カスタムで1枚製作すれば間にあうので合うのでプリント基板は作ったことがありません。
回路図を慎重に赤ペンでチェックしながら配線します。
それでも十数個のICの配線をしますと配線ミスがでてきます。(笑)

又プリント基板でない恐ろしさは イモハンダによるワイヤーのはずれです。さっきまで動作していた基板が動作せず、行き先不明のワイヤーが基板の裏で遊んでいるのは恐ろしい光景です。
OCXO
TS-830SにはPLL基準周波数として10MHzが使われております。
PLL基板の水晶発振回路は機器全体が温まらないと周波数に若干の変動があります。
今回、その10MHzを外付けOCXOに変更しました。
OCXOの弱点は恒温槽が温まるまで周波数が数Hzですが周波数が10MHzにならないことで、安定まで 約1時間を要します

以降の計画
本来なら上の安定化装置のTCXO一発管理と思いましたが、キャリア周波数も残っているので
今回はこれで打ち止め!
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